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●2017年度 下期撮影会席次作品紹介

 概要

 下期撮影会の席次決めが行われ、上位6席が決まりましたので紹介します。今回は以下の条件の作品を会員が持ち寄り、チャーリィ先生に席次決めを行っていただきました。
・実施日:2017年1月27日(土)
・条 件:以下の日時および場所で撮影した作品をA4にプリントして1人1枚提出 

2017年12月2日(土)10~17時に「中部国際空港」で撮影

 講師総評

 撮影ポイントが少ないセントレアですが、今回は船をアレンジしていただけたので、新鮮な絵が撮れたかと思いますし、まずいろいろ手配いただいた名古屋メンバーに感謝を申し上げたいと思います。

正直便数も大空港のわりに少なく機材もB737,A320中心ですが、皆さんいろいろな場所を探して挑戦しておられた様子は素晴らしいですし、足で稼ぐのは人と違う作品を撮るうえで重要なことなのでアイデアと共に積極的な方がいい作品をとらえていると感じました。

 海上空港、デッキしかポイントがほぼない手も足も出ない環境ですが、このコメントを書いている週にセントレアで二日間撮影しましたが、わりと望遠を使うことが多いので冬場の大気がクリアな日が勝負でしょう。さらに背景の山々や対岸がどこまで見えているかも重要ですが、撮影会当日はベストとは言いませんがまずまずの条件だったかと思います。そして今回のテーマは「セントレアらしさ」ですが、セントレアフォトコンでもセントレアらしさ、をなるべく注意して審査していますが、今回はセントレアフォトコンのようにカレンダーや航空会社のバリエーション、現行塗装など大人の事情抜きでもちろんセレクトしていますので、写真の力量が表現できる場であったかと思います。
 

​チャーリィ古庄

 受賞作品

(作品をクリックすると拡大表示されます)

第1席 久保田 美紀

「静かなひととき」

【講評】

 いや~目の付け所が良く、アイデア賞です。露出、構図、タイトルの付け方、文句なしです。もちろん肉眼でこのように見えるわけではないので「写真眼」でここを通ったときに、こんな感じの写真になるかな~?と作者はなんとなくイメージしたことと思います。縦横キチッと出ていてアート作品でもいいですし、空港スナップでもいけます。

素晴らしいです。写真展や写真集ではメインカットではなくサブカット的なイメージですが、久保田さんは良い意味でサブカットを撮るのがとても上手な方だと思います。

第2席 時山 純一

「グッデイ!

【講評】

 セレクションの際にも言いましたが、類似カットで縦もありました。縦の方が高さを表現できるので良いのですが、プリントのキレイさ発色で悩みましたがこちらをセレクトしました。セントレアでは大型機に入るボーイング767、これがA320やB737だとバランス的に機体が小さいので絵のまとまりとしては完成度がここまで高くないと思います。またB767が上がってきた位置もいいですね。セントレアはわりと「インターセクション」(滑走路の端まで行かずに途中からショートカットして離陸)でのテイクオフが多いので管制塔と絡む位置が読みづらいのと、この撮影ポイントからはターミナルビルがあるため離陸滑走中の様子が見えず無線を聞いて上がるタイミングを予測しないといけないので、この1枚の裏には上手くいかないカットがたくさんあったはずです。そんな効率を考えたら悪い条件ですが、あの短時間でここまでまとめたのは評価に値することだと思います。

第3席 山下 貴司

「国内エアライン5社揃い踏み」

【講評】​

 ありがちな絵ですが、これが難しい。5社がバランスよくいるタイミングはそうそうないです。構図も管制塔、ターミナルビルを入れて申し分ないです。欲を言えばエアアジア機が駐機場に入れて5社5機ずらりと並んでいる絵も見たかったですが、これはこれでエアアジアが左端にいることで動きや出発と言うイメージが伝わります。セントレアフォトコンテストでも毎年並びは入る写真なので、もしかしたらフォトコンテストに入った一枚かもしれません。

【講評】

 長い影と服装から冬場を感じさせ、親子の立ち位置と機体の位置、スカイデッキを斜めから撮ったことにより奥行き感が出てお見事です。DHC8-Q400はよくこの位置で上がりますが、よくぞこんなに条件、タイミングがそろったと感心します。良い眼をお持ちです。親子のストーリーを感じるそんな素敵な一枚です。

第4席 Sacci

「空へと続く道」

第5席 前田 明弘

「黄金色のアプローチ」

【講評】

 広角系のレンズで空の青のグラデーションが美しく出ています。セントレアらしさと言うと、照明誘導灯の橋桁が他の空港は基本的にオレンジ色ですがセントレアは白というかグレーなので、これで羽田でも関空でもなくセントレアだと言うことが分かりますし、対岸も写っているのでこれも知多半島と言うことが見る人が見ればわかります。水平、雲の雰囲気もいいですね。作者の技量とは関係ありませんがこれがキャセイパシフィック航空の新塗装ならセントレアフォトコンテストのいいところまで行ったかと思います。

第6席 村上 穣

「輝きの中から出発」

【講評】

 冬場しかないセントレアのイルミネーション、日中見ると点灯していないのであまり絵にならないかもしれませんが、作者は夕陽に輝いたイルミネーションと離陸する機体を上手に絡めています。この作品のポイントは置きピンしないと撮れない点で、だからと言ってこの位置で機体が上がるとは限りません。そんな一瞬のタイミングなのでフレーミングもさぞかし大変だったことかと思います。またタイトルも素敵ですね。ワイヤーに機体がかかるバランスもお見事だと思います。なかなか狙ってもここまで上手くいくとは限りません。