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●2017年度 上期撮影会席次作品紹介

 概要

 上期撮影会の席次決めが行われ、上位6席が決まりましたので紹介します。今回は以下の条件の作品を会員が持ち寄り、チャーリィ先生に席次決めを行っていただきました。(撮影会の様子はこちら
・実施日:2017年5月27日(土)
・条 件:以下の日時および場所で撮影した作品をA4にプリントして1人1枚提出 

2017年5月28日(土)10~17時に「成田空港」で撮影

 講師総評

 天気にも恵まれ、撮影コンディションも良かった5月。新緑、空の色も美しく季節感や透明感が演出できる日であったかと思います。また自由に移動できる環境もありましたので、皆さん思い思いの場所を探して撮影に励まれました。結果気持ちの良い作品が多く集まりましたが、作品を拝見させていただくと、レベルが上がってきているので撮影時の設定や初歩的ミスはほぼ見受けられません。今後の進歩のために辛口で言わせていただきますが、プリントを見てツメが甘い作品がいくつかありそれが残念です。例えばフェンスが入り目障り、照明灯がうるさいなど、撮影時に一瞬の動きなので余裕がないのは理解できますが、画面構成に気を遣い端まで見るようにしたいです。最悪必要ないものは後処理で切る、消すなどをしても良いでしょう。しかしながら、全体レベルは着実に上がってきていますので、更なる飛躍を求めて撮影に出かけていただければと思います。
 

​チャーリィ古庄

 受賞作品

(作品をクリックすると拡大表示されます)

第1席 村上 穣

「南風にのって」

【撮影意図】

春、一面の装い

南からの風にのって、世界の空へ

【講評】

 素直にプリントが美しいです。機体を置いた位置とさわやかな緑の位置、黄金分割で落ち着いた絵になっています。おまけにタンポポでしょうか前ボケもあり、遠近感と高さを感じることができます。晴れた日中の気持ちの良い写真、撮れそうで撮れない一枚です。

第2席 前田 明弘

「恵みの大地をお借りして

【撮影意図】

 空港周辺は多くの畑に囲まれています。まさに恵みの大地です。豊かな大地の一部をお借りして世界へ世界から多くの飛行機が行き来しています。

 そんな成田を表現したくて構図を考えました。

​ そして「青」を意識した機体が来てくれました。

【講評】

 うーむ、新鮮さに引かれました。また解説も良く撮影者の気持ちが伝わってきます。この作品は引きの成功例でしょう。機体を大きくするならビニールハウスと機体、緑のアップで言いたい事は伝わります。しかしそれだけで空の色が汚いので、引いたことにより青空が入り環境が伝わります。もちろん機体の置く位置も完璧です。

第3席 福世 敦

「Vapor trail」

【撮影意図】

 飛行機の翼から出るベイパーを、迫力ある画角で撮影しました。

【講評】​

 無駄がないですね!文句なしです。管制塔を入れ成田という事を伝え、ベーパーギリギリでまとめる。力強さ、長旅、フラップの展開によりまもなくランディング、写真に語らせる作品です。

第4席 中田 浩子

「春空に向かって」

【撮影意図】

 さわやかな5月の空に向かってぐんぐんのびてゆくヒコーキの姿をとらえました。

【講評】

 プリントでは少々花の彩度が上げすぎている点が気になりましたが、5月の成田をイメージできます。広角レンズなので機体がB747でも小さいですが、早上がりするB747でないと更に小さくなってしまうので仕方ないでしょう。ここはどうしても横がちに撮影したくなりますが、視点が新鮮でした。

第5席 頼富 清一

「初夏の出発」

【撮影意図】

 さくらの丘公園にて、満開のポピーを絡め出発機を狙いました。

​ 初夏らしく雲が多くなってきましたが、雲の合間から水色の雲が顔を出しており、KLM機の水色塗装と合わせた構図を想定しました。

【講評】

 正直4席より構図としてはこちらの方がまとまりがあり、どちらを4席にするか悩みましたが、こればかりは仕方ありませんが雲の多さで5席にさせていただきました。高さ、前ボケで距離感を出しB777-300ER(大きな機体)で広角を使用しても機体は伝わるサイズでまとめる。お見事です。

第6席 山村 武史

「ちょっと外が気になります」

【撮影意図】

 出発準備の途中、窓を開け、コクピットから外の様子を気にかけるキャプテンの様子をターミナルの搭乗口付近でガラス越しに撮影。

​ 機体に特徴のウィングチップが入る立ち位置とするとともにアウトフォーカスで写し込んで機種がわかるようにしました。

【講評】

 撮影環境は第三ターミナルのガラス越し、さらに曇り空で条件いまいちですが、曇りがゆえにガラスの反射がなく張り出した紙が目立ちます。しょっちゅう第三ターミナルを使用している私も初めて見たシーンで作者の眼がとまった事、定時出発に向けて搭乗が気になる機長の心が見える作品です。