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●2018年度 年度賞作品紹介

 概要

 2018年の年度賞の席次決めが行われ、最優秀賞と上位6席が決まりましたので紹介します。

年度賞は以下の条件で撮影された作品を提出し、チャーリィ先生に席次を決めていただきました。

・撮影期間:2018年1月1日~2018年12月31日までに撮影した作品

・条 件:上記期間で撮影した作品をA4にプリントして1人1枚提出

 講師総評

 撮影レベルはもちろん、プリントも文句なしのレベルになってきました。さらに、創意工夫、アイデア、苦労のあと、チャンスをものにする力が見え、本人は思い入れがあっても第三者が見ればただ撮っただけと思うような写真が少なくなりました。

 そんな中から偶然もあるのかもしれませんが、素直にキレイや「これいいじゃん!」と心に刺さる作品を選ばせていただきました。今回は年度賞ですが、旅や季節を感じさせる写真展に出したくなるような作品ばかりです。

​チャーリィ古庄

 受賞作品

(作品をクリックすると拡大表示されます)

最優秀賞 山下 貴司

「晩秋の頃」

​(撮影地:成田空港)

【講評】

 秋の成田の紅葉撮影はなかなか難しいです。紅葉する葉が少ない、良い場所がないなど、毎年私も苦労していますが、その中でも逆光を活かして紅葉をキレイに表現したこの作品が目にとまりました。雲の表情、文句ないフレーミング、露出、機体の位置、レンズチョイス、何も言うことありません。このタイミングであえて逆光側に行きこれを見つけた作者のアイデアと行動に脱帽です。

第1席 小丸 晋太朗

「United States of America!!」

​(撮影地:ワシントン・ナショナル空港〔リンカーン記念堂〕)

【講評】

 タイトル通り、アメリカを象徴するカットです。私も昨年ワシントン・ナショナル空港で撮影をしましたが、場所がない、機体が小さいなど悩みましたが、リンカーンメモリアルで、無駄のない絵作り、さらにアメリカン航空というのがこの絵ではミソです。これがデルタ航空とかではピント来ません。ある程度の望遠レンズで被写界深度も必要でしょう。白飛びも注意したいですが、全て文句なしです。お見事です。

第2席 頼富 清一

「ある夏の朝」

(撮影地:成田空港)

【講評】

 気持ちの良い空でカレンダーに使えそうなカットです。青い空、美しい緑、機体の大きさ、フレーミングもお見事です。数名の方から「これ成田のどこ?」という声が上がりましたが、B滑走路ランウェイ16Lエンドで、何度もいっている場所でも少し進めば新たな絵が見える。そんなことを教えてくれた作品でした。これも作者の工夫と行動力でしょう。誘導灯のオレンジ色もワンポイントになっているのも注目したいところです。

第3席 前田 明弘 

「雪に装いを合わせて」

(撮影地:成田空港)

【講評】

 成田の雪で絵になる日は年に一度か二度しかありません。ただし撮影場所までアクセスの問題が最大のネックです。こちらは皆さんも見慣れたさくらの山ですが、雪景色になるとイメージが変わりますね、誰一人いない新雪をワイドレンズで狙い、逆光の難しい露出の中、バッチリ決めているのも評価したいです。フレーミング、機体の位置、レンズ選択、そして白い機体をわざわざ狙ったという作者の心意気が伝わります。

第5席 小川 登光

「Line」

(撮影地:中部国際空港)

【講評】

 セントレアを知り尽くしている人ならではの作品で、タイトル通り誘導路のラインが曲線美を奏でています。あえてそこに目が行くように、機体のサイズと位置はひかえめ、ここでは背景のキラキラ光る海もわき役で、主題を際立たせるための完成度が極めて高いと言わざるを得ません。順位に関係なくお見事と言えるでしょう。太陽の位置で行けば撮れるわけではない作品ということも付け加えておきます。

第6席 小松 美紀

「旅の始まりは夕焼け空から」

(撮影地:関西国際空港)

【講評】

魚眼レンズは眼を引きますが、なんでも使えば良いというものではありません。しかしこの作品は夕景の空、雲、太陽、そして機体と左下の空港ターミナルを全て写しこんでいます。よく写真は引き算と言いますが、この状況でこのレンズなら情報過多ではないため、ありでしょう。ポイントは画面下に集中する機体、太陽、小さく見えるターミナルで、目が空に最初に行くので良いバランスになっていると思います。