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September 16, 2019

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妄想ラスベガス旅日記

September 25, 2016

一瞬頭が真っ白になった。
いったい何が起こったのか、さっぱりわからない。


「Congrats!!(おめでとう!)」

 

隣に座っていた恰幅のいい白人のおばちゃんに、思いっきり肩をたたかれて我に返った。ふと見上げると、

 

3桁ごとに「,」で区切られた数字が激しく点滅している。

「一、十、百、千、万、十万、百万……」

 

「この数字の3桁ごとの区切りって、英語で数字を読むためだよなぁ。日本語だとあんまり意味がない。でも、日本でも書き方は同じなんだな。なんでだろう?」

 

人間は、想定外の出来事が起こると、実にどうでもいいことを考えるようにできているらしい。


そうだ、明日の帰国便どうしよう?これからビジネスクラス取れるかな?いや、ファーストクラスか?いやいや、昨日空港で撮ったサンズカジノの747SPに乗ってみたいな!

でも、どうやったら乗れるのだろう?お金を積んでも乗れないんだろうなぁ。ベネチアンのカジノで一晩に$10万ぐらい使えばいいんだろうか?そういえばこの飛行機、飛んでいるのを見たことがない。


まあ、いずれにせよ明日予約しているエコノミーの格安航空券はキャンセルだ。


そう、考えてみれば今回ラスベガスに来たのは飛行機を撮るためだった。


ラスベガスには全米各地、さらにカナダやメキシコ、南米、遠くはヨーロッパからも様々な飛行機が飛んでくる。一日中撮っていても飽きることがない。

 

しかも、ラスベガスは砂漠に作られた街。

 

「1年365日のうち300日は晴天」

 

と言われているとおり、天候の心配はまずいらないのもいい。

 

さらに、数千室の客室を擁する巨大ホテルが林立している大通り「ストリップ」とも目と鼻の先。今回は、以前ラスベガスでガイドをしていた当時からイメージしていたあるホテルと飛行機との絡みを撮るつもりでいた。
 

ホテル入口の車寄せ近くでカメラを構える。

 

これじゃまるでパパラッチだ。

 

でも、気に留める人は誰もいない。ホテルのスタッフにとがめられることもなかった。
しかし、なかなかイメージしたところに飛行機が来てくれない。

 

しかも暑い!45℃はあるだろうか。

 

外にいるのは3分が限度。俺はウルトラマンかっ!


「ちょっと休憩するか」とホテルに入り、休憩がてらスロットを2,3度回したところで件の大当たり!
「まあ、億万長者になったのだからラスベガスなんていつでも来られるから無理して撮ることもないか……」そう考えたところで目が覚めた。
 

目の前のモニターでは、さっきまで観ていたオンデマンドの映画が静止画になっている。フライトルートの画面に切り替えるとLAXまではあと3時間ちょっと。


「もう一寝入りするか」俺は、狭いYクラスの座席の上で少しでも楽に眠れるポジションを探しながら目を閉じた。


(スロットマシンの写真は空港で撮影したものです)
 

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